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黒澤明 関連作品

1941年12月8日、日本海軍がハワイの米国太平洋艦隊基地真珠湾を攻撃。日米開戦、太平洋戦争への火蓋を切ったこの歴史的重大史実を日米合作で映画化した戦争大作

当初日本側監督には黒澤明 監督が起用されたが、健康上の問題等で、途中降板(解任された)。
※解任劇の謎については書籍黒澤明vs.ハリウッドで詳細に検証されています。興味のある方はご一読を。


まあいろいろとゴタゴタがあって苦労の末、出来上がった映画なんですね。この映画、確かリアルタイムで観たはずなんですが、殆ど内容は覚えておらず(小学生の時だったもんで^^;)。
最近になってDVDで鑑賞。・・・お話的には、日米共に歴史観の偏りを極力少なく抑え、史実に基づいてバランスよく描かれている、という印象を受けました。

真珠湾攻撃を騙し討ちとする、日本軍=悪、アメリカ=正義、というありがちな構図にはなっておらず、日米双方で時代考証を入念に行い調整を図ったことがうかがえます。これはすごく評価できますね。

ただ、実際のところはもっとドロドロした、米側の狡猾な政治工作もあったに違いないのです。しかし、そうすると逆に日本側の外交のお粗末さももっと露骨に描かなきゃいけませんし・・・その辺は差し引きしてバランスを取った、というところでしょうか。※この映画の史実の是非について、興味がある人は各自でお調べください(^^;)。

でもやはり映画としての見どころは後半のクライマックス、真珠湾攻撃のシーン。これはもう戦争スペクタクルですね。歴史がどうこうなんて吹っ飛んじゃいます。戦闘機の編隊飛行の美しき情景から、空襲による爆撃の迫力!、手に汗握る白熱の戦闘シーンが、約30分強にわたって続きます。ん〜、面白かった〜!。

あれ? でも、果たしてこれでよかったの?・・・。当初製作発表会で黒澤監督はこう述べているんです。

「この作品は勝利の記録でもなければ、敗北の記録でもない。一口で言えば、日米両国の誤解の記録であり、優秀な能力とエネルギーの浪費の記録です。つまり、典型的な悲劇の要素を根底にした作品といえる。そして戦争のなかの人間性を掘り下げてみたい...」

確かに日米両国の誤解の記録について描かれています。日本政府が最後通牒(※)を米国政府に手渡す時刻と、真珠湾攻撃の時刻が食い違うことになり、宣戦布告前の卑怯な騙し討ちという歴史認識となってしまった経緯..などは、よく伝わりました。

浪費の記録?・・・描き込んではいないけどその辺も少しは...。

ただ悲劇の要素、これは全く伝わってこなかったですね。戦争のなかの人間性の掘り下げも殆どない。最後の壮絶な戦闘アクションでかき消されちゃってる感がします。

解任されたとはいえ、黒澤明監督の脚本がほとんどベースになってる...らしいのですが、黒澤明の魂が入った映画ではありません!。残念だけど、黒澤明という映画作家・芸術家が世に描くべき作品ではなかったと、あきらめるしかないようです(T_T)。

くしくも、黒澤監督解任劇の経緯が、誤解と浪費による記録となり、悲劇的終焉となってしまったのです。

最後通牒:平和的交渉を打ちきり、最後的な要求を示すと共に、それが認められなければ、自由行動・実力行使をすることを述べた外交文書。

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トラトラトラ!
 トラ・トラ・トラ! 1970年 米・日 145分
  【監督】リチャード・フライシャー、舛田利雄、深作欣二
  【脚本】ラリー・フォレスター、菊島隆三、小国英雄
  【出演】マーティン・バルサム、山村聰、ジェイソン・ロバーズ、
  ジョセフ・コットン、三橋達也、田村高廣 他

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1. 独りで考え事をしたい気分に 2 「トラ・トラ・トラ!」  [ ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋 ]   2009年04月27日 13:54
「トラ・トラ・トラ!」-エンタメ戦争映画としては名作。       晴雨堂スタンダード評価 ☆☆☆☆ 優   晴雨堂マニアック評価 ☆☆☆??..
Welcome!
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モカ次郎
似顔絵イラストメーカーで作成


そんじょそこらにいるただの一偏屈映画好き、40代のお兄さんです(笑)

最新の映画は、他の映画サイト様にお任せするとして...お兄さんは
今観ても色褪せていない、古き良き映画にこだわります

特に黒澤映画は、日本人が今こそ見直すべき映画だと思います。

参考にしていただければ幸いです。

E-Mail:mochajiroあ104.net
    あ→@

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